今日が今シーズンの鮎の釣り納めです。
まだまだ友釣りはできそうですが、今月末は帰郷できないために本日をもって納竿と決めました。
10:30、先日(20日土曜日)に調子が良かった関市内の長良川・千疋大橋の上流に入川。
一昨日、梅雨時のような重い雨が、終日、降り続きました。その影響で、きょうの水位はやや高め、水温は21度です。しかしながら、水は透明です。
下の写真は、入川ポイントから眺めた下流・千疋大橋です。
どうですか?、雲はすっかり秋の様相です。
2日前の雲とは様変わりです。季節の移り変わりを実感します。
橋の上流には5人ほどの先行者がありますが、広さは十分すぎるこどです。上流の採石工場の前にあたりにあるチャラ瀬に向かいます。チャラ瀬の尻に入ります。前回、調子の良かった例のブロックの前ですが、水位の関係でとても対岸には近づけません。川幅の中間くらいのとこでスタートします。
スタートして2・3分で15センチほどの野鮎が掛かりました。これをオトリに交換して放してやると、オトリが流芯に向かう途中で強いアタリがきました。流れもあり、なかなか水面に上がってきません。竿は大きく弧を描きます。下竿になってしまいました。これ以上、頑張ると野鮎が身切れするのでなないかと心配になります。やや、岸に移動しながら、竿をさらに曲げます。ようやく水面から上がりました。水面から上がると、スッポ抜けるようにオトリと野鮎が自分の方に飛んできます。顔の前でキャッチです。タモの水滴が偏向グラスや顔にかかります。ヒンヤリとします。
今シーズンのラストを華々しく飾れるような予感がするスタートでした。
が、しかし、ところが、残念ながら、例によって、いつものパターンながら、後が続きません。
暫くして、チャラ瀬の先行者が、ヘチのところで連荘です。しかも、サイズは結構な大きさです。「高水時は、川幅が広いチャラ瀬のヘチ」、そう、確かに名人の解説書で読んだことがある。流芯は、増水時にコケが洗い落とされてしまう。石にコケがつきはじめるのが、陽がよく届く浅瀬からだというわけである。試しに足元の石を足で撫でてみる。ウ~ン、確かに、ぬめりがあまり感じられない。
ということで、チャラ瀬の瀬肩に移動。今シーズン、自分ながらに成長したなと思う部分は、移動をするようになったことである。従来は、釣れても釣れなくても、同じポイントにジッとしていることが多かったように思います。
移動した先は、下の写真のチャラ瀬の先に薄っすらと波のない鏡のような水面が見えますが、そのポイトです。水位は膝ほどです。正午を過ぎたころであり、「昼トロ」といわれるポイントに近い状況です。野鮎が、ポニョッ、ポニョッと跳ねています。先行者は、昼食のため上がってしまい、独占状態です。
早速、新規一転、再スタートです。ここで掛からなくては、とい流れのヨレにオトリが入ります。気持ちよく、目印が走ります。魚信も竿に伝わってきます。やや小ぶりではありますが、オトリ頃です。オトリを交換して、出陣。チビ鮎のため、少しばかり下流に流されて流芯に向かおうとするところで、ゴッツ~ッと強いアタリ。これは大きいぞ。なかなか上がってきません。チャラ瀬でも、少しばかり流れも強いので、そのせいもあります。こちらに飛んできます。大きいぞ。キャッチもうまくいきました。
今度は、大き目の野鮎をオトリにてさらに出陣。チャラ瀬の瀬肩からやや中に入ります。オトリはグングンと中央に向かっていきます。ガッツ~ン、連荘です。最終日に相応しい状況になってきました。
さきほどより、竿が曲がります。オトリが水面から顔出し、野鮎はなかなか顔を出しません。岸側に誘導しながら、慎重に竿をあげていきます。ようやく出てきました。
空中輸送です。ソローモーションがかかったかのように2尾の鮎が飛んでくるのが確認できます。
と、。私の釣行記には「と、?」が多すぎるのですが、まさに、「と?」、上下2尾の鮎のうち、上の鮎が「ポトン」と落ちたのです。
身切れ?、ハリが外れた?
1尾をタモに入れてみると、タモに入ったのは野鮎です。きれいに背掛かりです。落ちたのは、オトリです。エッ~!?何だ? 上の鮎が落ちたのだと確認できたのは、その時です。
鮎の鼻が切れた?
違いました。鼻カンがありません。鼻菅の仕掛け糸が解けて、鼻菅ごとリリースされたわけです。瞬間接着剤のつけ方がまずかったようです。
てな具合で、15:00。携帯電話のタイマーが時間の終了を告げます。
釣果は、9尾。あの鼻カン付リリース鮎があれば、ちょうど10尾、「ツ抜け」で終了だったところですが、課題を残しつつ「9尾」にて今シーズンは幕です。課題はナントといっても、仕掛けづくりです。