2020年3月23日月曜日

2020年3月20日金曜日

20200320 カゲロウについて

 きょうは、風が強いうえに肌寒く、畑仕事は遠慮したい日和です。当然、釣りにも不向きです。
 こんな日は、課題となっているテンカラ釣果の準備に費やすのが一番。
 毛バリづくりはいろいろ試してみても、種類が多すぎてどれにフォーカスして準備してよいものか、迷ってしまいます。
 それには、まず、この時期に活動している水生昆虫について調べてみるのがいいだろうということでネット検索を始めてみました。
 すると、すごい情報がありました。
 石徹白漁協組合のホームページに石徹白川(いとしろがわ)の水生昆虫一覧とハッチチャートが掲載されています。
 石徹白川は、岐阜県北西部から福井県に跨って流れ、かの九頭竜川に合流して日本海に注ぐ川です。まだ釣行したことはありませんが、キャッチあんどリリースを推進している川として有名です。しかも、このところよく釣行している神崎川・円原川とは近い距離にあります。もっとも、神崎川・円原川は太平洋側に注ぎます。
 ところで、石徹白川の水生昆虫レポートは、愛知工業大学の内田臣一准教授(工学部・都市環境学科・建築環境専攻河川・環境研究室、現在は同大学工学部土木工学科教授)の指導・協力のもとに作成されたとあります。

 素晴らしい!
 自分が知りたいと思っていた資料そのもの、まさにマッチざハッチです。
 
 つい先日読んだ「超明解レベルラインテンカラ」の著者・石垣尚男氏も愛知工業大学の教授です。石垣氏のテンカラ釣りのホームグランドは石徹白川のはずであり、当然、内田氏のレポートのことも承知のことと推察されます。
 ところが、前述の書には、内田氏のレポートについては、言及はなかったように思います。もっとも、石垣氏書曰く、「毛バリは、ハックルと胴のみ、魚の視力と色覚を考えれば色も形も関係ない、サイズを気にくらいでよし」といった調子であり、初心者はまず白い毛バリをトライしてみなさいといった具合で、これまた単純明解です。
 もちろん、キャスティングのポイントは重要だと解説されていますが・・・。
 
 いずれにしても、アバウトな毛バリをつくるにしても水生昆虫の実態を承知していてまずいことはありません。

 そこで自分の整理のために、内田氏のレポートのうち、自分の毛バリづくりの参考となる部分を紹介します。レポートの転載は、同組合HPのサイトポリシーで認められておりませんので、ぜひ、「石徹白の水生昆虫」でネット検索してみてください。

 まず、石徹白川のほぼ1年間(2007.5〜2008.3、4月を含まず)の調査の結果、水中昆虫の50%強がカゲロウ目とのことです。 
  
 また、石徹白川のカゲロウ目の種類は、22種のようで、レポートではこの22種が3月から9月までの間のどの時期にハッチ(羽化)するかがチャート化されています。今、自分が知りたい3月から羽化が始まるカゲロウ種ですが、それは以下の4種となっています。
  ・ シロハラコカゲロウ
  ・ フタバコカゲロウ
  ・ ナミヒラタカゲロウ
  ・ マエグロヒメフタオカゲロウ

 この4種のうちマエグロヒメフタオカゲロウは羽化の形態が「陸上」のようです。従って、毛バリづくりの対象外となります。

 次に残り3種のカゲロウの成育数を確認してみると、「シロハラコカゲロウ」に軍配が上がります。圧倒的に多く成育するようですが、体長は8ミリと小さいようです。石垣書曰く、「サイズ」だけは外せない要素のようですから、毛バリは巻きづらくなります。

シロハラコカゲロウの毛バリは、次のようなマテリアルでつくってみようかと。
 フック: #16
 スレッド:クリームまたはグリーン
 テイル: シンセティックテイル
 ウィング:CDCダン
 ボディー:ダビング材クリーム系またはオリーブ系、ストリップド・ピーコック
 ハックル:コックネック・ブラウンダン
 著作権の関係上、ネット上にあるフライヤーの方々のシロハラコカゲロウの毛バリの写真を掲載できないのが残念です。
 次回、現場でカゲロウの写真をゲットしてこようと思います。

2020年3月19日木曜日

20200319 きょうもテンカラ釣果ゼロ

 きょうは、気温が20度まで上がるというので、テンからの初釣果を目指して神崎川の上流に釣行。9:30頃に入川。
 エサ釣りとテンカラ釣りの両方の道具をカバンに入れての入川ですので、カバンの荷物も多くなります。
 気温9.2C、水温10.1C、水は本当にキレイで透明です。渓魚の気配を感じないほどの透明さです。
 朝方でまだ寒こともあり、カゲロウなどの羽化はありませんので、エサ釣りからはじめます。エサはミミズです。ミミズは、昨日、畑の草むしりの際に集めておいたものです。わが家の畑のミミズは、太く、元気です。







 わが家のミミズに飛びついてくれたアマゴは、20センチほどのヤセ型でした。こんなところにいるのかという瀬肩から出てきました。







 上流に釣り歩いていくうちに陽が差し込んで暖かくなります。ボチボチと羽化したカゲロウが飛び始めます。
 この辺りで、テンカラ釣りに切り替えることにします。
 前回の仕掛けは、テーパーラインでした。これは、ラインの巻きグセもなく、振り込みやすさがありました。今回の仕掛けは、レベルライン4号のフロロラインです。巻きグセがあり、うまく振り込めません。何となく振り込みができるようになってすでに12:30。
 車に戻り昼食を済ませ、円原川に移動することにします。
 14:30までテンカラを振りましたが、ダメでした。

 あぁあっ、きょうも釣果はなかったかぁ。

 映画「男はつらいよ」で、タコ社長が「あぁあっ、きょうも彼女はなかったかぁ。」と寅さんの口調を真似る場面があります。
 不意に出た独言に、思い出し笑いをした釣行でした。




 本日使った毛バリです。飛んでいるカゲロウと似た色でしたので採用。残念!

 


2020年3月16日月曜日

20200315 ハタハタを貰いました

 昨日、ハタハタ75尾とヤリイカ1杯をいただきました。
 ハタハタは、敦賀にイカを釣りに行った際に市場で買い求めてきてくれたものです。ハタハタは秋田県のプチプチ卵を持ったブリコが有名ですが、駿河もシロハタと呼ばれ、卵は持たないものの、脂が乗ってうまいということです。
 一夜干しにすることにしました、早速にハタハタを捌きます。腹開き、背開き、頭・腹落とし(?)の3種を試みます。包丁も3種類を使ってみました。20センチ近い大きさで数も多いので、やはり、出刃包丁で頭・腹落としにしました。捌いた後は、1000ccの水に大さじ5杯の塩に30分間浸したうえで、昼夜20時間ほど風に晒してみました。
 一夜干しにしたハタハタは、真空パックにして親戚の人たちに。
 早速に、わが家でもオーブンで焼いて食べてみました。ちょっと生臭さはありますが、脂が乗って上品な味でなかなかのものです。もう少し、塩気が強くても良かったかもしれません。ちょっと醤油をたらすと、ちょうどです。
 エラと内臓を取り出して、御頭付きの一夜干しでも良かったかも。
 ヤリイカは、春菊とあえた「ぬた」にしていただきました。
 ありがとうございました。







2020年3月14日土曜日

20200314 テンカラの毛バリづくり

 きょうは、朝から午後2時頃まで予報通りの雨でした。
 晴耕雨読、なぁ〜んって高尚なものではなく、テンカラ釣りの解説教科書、石垣尚男著「超明解レベルラインテンカラ」を読んでみました。
 テンカラ釣りには、マッチざハッチはないとのこと。衝撃が走りました。それにキャスティングのやり方も違っていました。毛バリもフライのようなリアルなものでなくても構わないとのこと。日本の渓流は、大陸的な欧米とは異なり、瀬、淵、瀬・・・と、変化に富んでいるため、渓魚はじっくり水性昆虫を観察している時間はなく、動きが自然であればまずは口を使ってしまうものらしいのです。
 従って、毛バリもアバウトで構わないということのようです。
 著者は、愛知工業大学の教授、HPなども充実しています。



 YouTubeのテンカラ毛バリづくりの動画を見ても、確かにフライほどのリアルさは求めていない感じです。やはり、水中で泡を含んだ毛バリが生き物のようなモヤモヤとした感じを醸し出していることが大切なようです。
 それにテンカラは、水面に毛バリを浮かせる釣りだと思っていたのですが、勘違いでした。もちろん水面を流すものもありますが、水面下20センチまでの表層部を流すことが一般的なようです。また、レベルラインやテーパーラインは、基本的に水面には委ねないようです。
 来週にもテンカラ釣りに出掛けるべく、毛バリを巻いてみました。













2020年3月13日金曜日

20200313 ジャガイモのタネ芋の植えつけ

 春に3日の晴れなし。
 ジャガイモは、3月中旬がタネ芋を植えつける適期とのこと。野菜づくりの本によれば、「ツクシが出て、フキノトウが開く頃」が敵期のようです。
 明日からは、雨が降ったり止んだりが続き、3日後の月曜日には雪もチラつくとの予報。
 であれば、今日中にジャガイモの植えつけを済ませようということで急ぎました。
 本来、少なくとも2週間ほど土壌調整の期間を設けるべきところ、横着な植えつけです。
 このジャガイモをつくる畝には、昨年11月にタネ蒔きをした春菊、ビーツなどのトンネル栽培をしていたため、土壌を調整する時間がありませんでした。
 残っていた春菊、ビールなどを収穫し、ミニ耕運機で耕します。
 土壌のペーハー(pH)を測ってみると、「pH7」で「中性」です。
 ジャガイモの栽培に適した土壌のpHは、「5.5〜6.0」の弱酸性とのことですので、少し酸性土壌にしてやる必要があります。



 土壌のpHを下げる方法をネットで検索したところ、「ピートモス」を土壌にすき込むと良いようでした。ピートモスは、水苔、ヨシなどが堆積した泥炭(ピート)を乾燥させ細かく砕いた土壌のようです。近くのホームセンターで1000円/50リットル袋ほどでした。非常に軽く、キメ細かいもので、無臭です。
 長さ10メートル、幅80センチの畝にピートモス・30リットル、発酵鶏糞、米糠を耕運機ですき込んでみました。耕運後にpHを測ってみましたが、わずかに下がったのみでした。土壌が落ち着いていなこともあり、すぐに効果がないのだろうと考え、ピートモスは追加しないことにしました。





 今回、タネ芋は、3種類を用意しました。
 上の写真の手前から「男爵」、「十勝こがね」、「キタアカリ」の3種類です。
 今回、深さは20センチほどにしました。タネ芋とタネ芋の間隔は、30センチほど、全体で33個のタネ芋を植えつけました。また、芋と芋の間には普通化成肥料「8・8・8」を一握りずつ入れてあり、収穫まで追肥はなしです。



 収穫は、6月末の梅雨明け後に収穫することになります。
 このあと、タネ芋から芽が出てきてマルチシートを土の中から突いてきた際には、マルチシートに穴を開け、外に延ばしてやります。その後暫くして多く出た芽を間引いてやることになります。しかしながら、マルチシート栽培の場合は、本来、行うべき土寄せ作業や除草作業は割愛できるので、手間いらずです。

2020年3月7日土曜日

20200307 明日は雨だから野菜に追肥

 きょうは、風もなく比較的暖かな日和です。渓流釣りに出掛けてもいいのですが、明日は雨の予報です。草を引きかたがたニンニク、ラッキョウに追肥、化学肥料「8・8・8」をすることにしました。
 暖かくなり、雑草が大きくなっています。
 はじめに電気草刈り機を使ってみましたが、マルチシートを切ってしまったりと思うように運びません。やはり、手で引くのが一番です。マルチの中のラッキョウやニンニクの根本の草も抜きます。手仕事は、当然のことながら時間はかかりますが、コツコツやれば、確実にきれいに仕上がっていきます。かつては、雑草が生えていても、草刈機や耕運機でもってガリガリ、バリバリと強引に処理していましたが、手仕事は、草の特徴がわかったり、ミミズや虫が出てきたりと、結構、興味深くもあります。















 上の写真の下の列は、ケールです。毎日、ケール、リンゴ、イチゴにリンゴ酢を大さじ1杯をジューサーにかけたムース状の野菜ジュースを飲んでいます。毎日飲んでいるので、次のケールを育て始めました。
 1月下旬からスポーツジムに通い始めて、野菜ジュースを飲み、健康的な毎日を送っていたのですが、3月2日から15日までジムが一時閉鎖になってしまいました。もちろん、武漢コロナウイルス感染対策の一環として、安倍総理からの要請を受けての一時閉鎖措置です。
 中国の新規の感染者が一部地域ではゼロになるとも伝えられますが、本当だろうかと思ってしまいます。遅ればせながら、日本も中国、韓国全土からの入国者の渡航制限が9日より始めるようですが、日本の感染予防対策は比較的上手く行っているような気がします。何より、日本人の衛生観念が優れていることもあり、早期の終息を願ってやみません。

2020年3月5日木曜日

20200305 雨の日の毛バリづくり

 きょうは、終日、雨。
 こんな日は、釣りの仕掛けをつくるにはもってこいです。
 先日、初めてのテンカラ釣りをしたものの、毛バリが決定的に少ない状況でした。
 そこで、まずは、春先の小さな蚊に似たユスリカの羽化途中をイメージしたミッジを揃えることにしました。

 ハリは、MARUTOのc46FW、12号を使用。

 

ヘッドの目印は、渓流釣りの目印のホワイト、オレンジを活用。
ネックは、ピーコックを巻きました。
胴の部分は、ビニールラインです。





 次の毛バリは、いわゆる逆さバリです。テンカラ釣りの定番になっているようです。
 YouTubeやFly  Fishingなどの雑誌を参照しながら、巻いてみるのですが、なかなか上手く巻けません。しかしながら、渓魚が水面でパクリと捕食するイメージを募らせながら、毛バリを巻くのは、実にたのしい時間です。







































 次の段階は、羽化し羽を延ばしたカゲロウをつくってみようと思います。

2020年3月3日火曜日

20200303 テンカラ釣りをやってみました

 かねてより、テンカラ釣りをやってみたいと思っていました。
 先週、入門用のテンカラ釣りセットを購入し、この週末に久しぶりにタイイングをやってみました。10数年前にフライフィッシングをやったことがあり、その際のマテリアルがあったのを利用していくつかつくってみました。下の写真は、1センチ四方ほどの大きさになりますが、早春のカゲロウの羽化をイメージしたものです。キャスティングの練習用に仕掛けを3セットほどつくってみました。
 きょうは、風もなく気温も15度近くになるというので、渓流でテンカラのキャステングを練習するには絶好の日和です。もちろん、テンカラ釣りの初ゲットも期待。





 例によって、9時ちょっと過ぎに神崎川下流のコテージ村に到着しました。
 地元の人がいたので、一緒に川の様子を眺めていると、5匹の猿が橋の下流の遊歩道を歩いて行くのが見えました。
 前回、橋の下流を釣り歩きましたので、今回は上流側に入りました。コテージ村では5・6台の車があり、帰り支度をする人達が2組ほどありました。
 水温は11度。
 様子を眺めてもカゲロウなどの昆虫は飛んでいません。山の日陰でもあってか、まだ水生昆虫の羽化は始まっていないようです。


 日が照りだすのを待ちながら、まずはエサ釣りをやってみます。深みやヨレを探ってみますが、まったく魚信がありません。水が綺麗すぎて、何だか釣れるような気もしません。トンダ贅沢な言い訳です。



 1時間ほどして橋の下流に移動しました。前回、釣果があったポイントを目指します。犯人は必ず現場に戻ってくるというヤツでしょうか。
 すると、カゲロが一斉に羽化し、飛び回っています。下の写真では、わかりづらいのですが、黄色の円の中にチラチラと見える白い埃のようなモノが羽化したばかりカゲロウです。この羽化途中のカゲロウをイメージした毛バリがこの週末につくったモノです。この羽化したばかりの水生昆虫を捕食する渓魚。
 マッチざハッチ!
 早速に、テンカラ竿に仕掛けをセットし、キャスティングを開始。



 アレレ、マッチしない!?
 そもそもライズが見られなかったこともありますが、キャスティングもまずかったと反省。フライフィッシングのクセが出てしまったのでは?フライフィッシングでは、ラインを水面に委ねてしまいます。テンカラ釣りは、ハリスだけを水面に委ね、道糸のラインは、水面から浮かせて釣るようです。現場でそう気づいていれば、状況も変わったかもしれませんが、そう反省してみたのは帰路の車中です。遅かりし由良助。
 キャスティングそのものは、案外とうまくいきましたが、アマゴが出てきません。そもそもいるのかヨと、思ったりもしながら、川を下って行き、下の写真までやってきました。
 このあたりで正午をすぎていましたので、一旦、車に戻り昼食をとることにしました。



 昼食後は、円原川に行ってみることにしました。伏流水が湧く、綺麗な川です。川幅が狭く、木の枝が覆いかぶさっていることもあり、今の自分の技量ではテンカラ竿を振ることはできまいと判断し、提灯釣りで川を遡って行くことにしました。提灯釣りは、エサと毛バリの両方を試してみました。ヨレのところで魚が少し跳ねたので、ミミズ、ブドウムシを流し、その後、毛バリを流してみました。ダメでした。



 次回はこうしてみよう、ああしてみようと、思い巡らす釣行でした。
もちろん、釣果はゼロ。残念。