2020年8月30日日曜日

20200830 岐阜美濃の銘香

 「美濃を制するものは天下を制す」-----。斎藤道三、織田信長に代表される戦国時代を象徴する言葉として有名です。
 この言葉は、誰が言ったかは史実としては確認できないようですが、司馬遼太郎の「国盗り物語」、NHK大河ドラマで有名になりました。齊藤道三、織田信長といえば、稲葉山城=岐阜城ですが、岐阜城の天守閣からの眺望は、まさにこの言葉が自然と口から出てくるような、そんな山城からの眺望です。
 この岐阜城は、稲葉山=金華山の頂上にあります。標高は、東京タワー(333m)とほぼ同じだったと記憶しています。
 金華山というのは、ドングリの小さい実がなるツブラジイが春になると花をつけ、山全体が黄金色に輝くように見えることから名付けられたと言います。ツブラジイの名前の由来はよく知らないのですが、なぜか昔から「円ら爺」と覚えていました。
 次の写真は、ネットから拝借したものですが、黄金色に輝くツブラジイと頂上に霞んでいる岐阜城です。
 さきごろ、これをイメージしたお線香「金華山」を頂戴しました。お線香に金粉が練り込んであります。甘い芳香とは異なり、キリッと身が引き締まるような、なんだか心が浄化されるような、澄んだ香りがして落ち着きます。金華山の伏流水で練り上げたもののようです。
 たまたま、何年か前に購入したお線香(「長良川」、「瑞龍」)と同じお店(岐阜市、大島仏壇製作所)が制作したオリジナルお線香でした。

ツブラジイ
(「岐阜市漫遊」HPより転載)




(金粉が練り込まれているお線香)