2009年7月21日火曜日

衆議院解散

本日、7月21日、衆議院が解散した。

麻生総理の唯一の信念ともいえる自らの解散が実現したことになる。自民党の自爆解散との見方もある。確かに、自民党内のゴタゴタは組織の末期症状のようでもあった。しかしながら、反麻生派の中川秀直元幹事長も、自民党両議院議員懇談会において麻生総裁が自らの統率力のなさが地方選挙に影響を与えたことを認め、力不足を詫びたことを評価し、麻生総裁に握手を求めた。

残すところ、投票まで40日。民主党が圧倒的に有利といわれる今回の選挙。ヒトのうわさも47日とか、案外、自民党は巻き返すかもしれないと思ったりうもする。もちろんのこと、自公での過半数獲得は無理であろうが、自公と民主党をはじめとする野党は均衡する状況となるかもしれない。40日もあれば、国民は、民主党のマニフェストの張りボテさと自民党の3弾ロケット方式のバラ撒き予算も冷静に判断できるに違いない。

ここで要注意は、マスコミである。マスコミ自身の冷静な対応と、マスコミ報道を割り引いて捉えるわれわれ自身の冷静さも求められるところである。

先週、半藤一利 「幕末史」(新潮社)を読んだ。これは、半藤氏が、昨年、いわば市民公開講座で講演をした内容を筆記・調整したものである。同氏の同様の歴史解説に「昭和史」(平凡社)がある。現在、同書は文庫本でも出ている。何年か前に単行本で同書が刊行された折に読んだことがある。歴史解説は、語りべ調のモノの方が読みやすい。今回の「幕末史」も同様に分かりやすい。

幕末史

同書は、ペリー艦隊の来航から明治11年頃まで25年間ほどの話である。現在、一般的に理解されている歴史観とはちょっと異なり、反薩長歴史観が語られている。そのことは、同書の冒頭でも触れられていることであるが、「一方を聞いて沙汰をするな」ではないが、面白い。要は、明治維新は維新ではなく、薩長による革命だという視点である。薩長のいわゆる官軍の御旗、幕府討伐の勅旨も岩倉具視と薩長による偽物であって、当初、薩長には天皇制のような国家観などもなかったというのである。つまり、幕末は国家の将来のビジョンなき政局レベルでの革命の歴史であったというわけである。

鎖国政策をとっていた幕府は、中国のアヘン戦争、アメリカの南北戦争などの海外の情報をいろいろと入手していて、ある意味では適切な判断をしていた事実があること。

他方、歴史には「意志」があり、要所要所に面白仕掛けをしていること。

「邂逅」という、川端康成が好んだ言葉がある。モノゴトはあとから後から考えてみるとなるようになっているというモノであるが、歴史もあとから振り返るとなるようにしてなっているわけであるが、その局面、局面では、面白い人員配置、人の巡り合わせを用意しているといことであろう。

今度の選挙は、歴史的な選挙にあることは確かであろう。政界再編が起こり、場合によっては来年の参議院選挙には衆参同時選挙なんてこともありとの見方さえある。

いずれにしても、将来、歴史の悪戯という転換点がこの選挙であったなどといわれることのないよう、われわれは国政の視点に立って、より広い視野をもった信念のある人を国政に送り出さなければならないのでは。少なくとも、政局のための選挙であっては、いけない気がする。そういう意味では、国民の良識が問われる選挙でもあるのかもしれない。

国政に送らなければならない人物の本人の選挙公約に、県会議員・町会議員レベルの選挙公約を掲げなければならないような小選挙区制度も、これまた、いと可笑し。

2009年7月18日土曜日

板取川への釣行

川釣りは、天候の上に雨量の影響が何日が続き、釣行できる日が限定される。

そのうえ、釣り人としては、いづれの日でも釣りができるわけではない。水量が適量でかつ川の水に濁りがないの週末となると、なかなか予定通りにはいかない。

今日18日、長良川本流は雨の影響で水量が多く、竿を出せる状況にはなかったが、支流の板取川では水量は高めであったが、濁りもなくチラホラと竿を出している釣り人があった。自分もその中のひとりであり、下橋の下流に入った。

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上の写真のように水量が高めであったため、対岸の脇の流れに入った。ここは、脇の流れとはいえ、したの写真のように川幅はある。

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上流に見えるのが下橋(しもばし)であるが、本流にくらべればかなりゆったりした流れである。

水中にに目をやれば、石に野鮎がついているのが見える。しかしながら、おとなしそうな鮎でオトリを追う気配はない。水温が低いこともあるのだろうか。

足場がしっかりしていることもあり、このポイントにてオトリ鮎を放つ。写真では流れがないように見受けられるが、結構な流れである。オトリ鮎が流れに沿って下っていく。瀬に差し掛かったあたりでググーッと手ごたえあり。これは、幸先のよいスタートです。17・8センチの野鮎です。しかもしっかり、背掛かりです。
写真に収めておくべきでした。自分では、このはじめの1尾にて本日の大量の釣果をタモに入れてピチピチしているようすを撮影するイメージが膨らんでいましたから、この1尾、写真には収めなかったというわけです。足もとの石にも鮎がやってきているのです。もう釣果の独り占めを確信していましたから。

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その後も、釣れはするのです。でも、根掛かりもします。流れが強いため、根掛かりを外すこともできず、オトリ鮎と仕掛けを失くしていく始末です。出入りが激しく、結果は+1尾です。

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途中、霧も立ち込めてきました。流れのゆったりしたポイントに移動うします。

鮎はいるのですが、掛かりません。水深があり、ヘソあたりのポイントもあり、ベストの中の財布が気になります。
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2009年7月11日土曜日

畑の様子

ことしは、すかいの調子がすこぶるよく、母親がその成功の要因として堆肥を施したこと、梅雨の前に実をつけたことをあげる。確かに、まわりの話を聞いても、わが家のすいかの調子はダントツのようだ。

一方、調子が悪かったのは、たまねぎのようである。ことしは、どこも調子はよくなかったようである。当初の生育段階では、今年は調子がいいと言っていたことを思うと、やはり野菜を育てるというのは容易なことではなさそうである。

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植えの写真の右側はキウリ、左側はゴウヤである。キウリはもう盛りが過ぎて、あたらしい苗を追加している。ゴウヤは、生育は遅いが、遅くまで実がつく。

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さらに、上の写真は、例によってオクラである。オクラがこういうものだということを知ったのは、はずかしながら、そんな昔のことではない。初めて知ったのは、おそらく5・6年前だと思う。そのときは、えらく感動したことを覚えている。