きょうは、風が強いうえに肌寒く、畑仕事は遠慮したい日和です。当然、釣りにも不向きです。
こんな日は、課題となっているテンカラ釣果の準備に費やすのが一番。
毛バリづくりはいろいろ試してみても、種類が多すぎてどれにフォーカスして準備してよいものか、迷ってしまいます。
それには、まず、この時期に活動している水生昆虫について調べてみるのがいいだろうということでネット検索を始めてみました。
すると、すごい情報がありました。
石徹白漁協組合のホームページに石徹白川(いとしろがわ)の水生昆虫一覧とハッチチャートが掲載されています。
石徹白川は、岐阜県北西部から福井県に跨って流れ、かの九頭竜川に合流して日本海に注ぐ川です。まだ釣行したことはありませんが、キャッチあんどリリースを推進している川として有名です。しかも、このところよく釣行している神崎川・円原川とは近い距離にあります。もっとも、神崎川・円原川は太平洋側に注ぎます。
ところで、石徹白川の水生昆虫レポートは、愛知工業大学の内田臣一准教授(工学部・都市環境学科・建築環境専攻河川・環境研究室、現在は同大学工学部土木工学科教授)の指導・協力のもとに作成されたとあります。
素晴らしい!
自分が知りたいと思っていた資料そのもの、まさにマッチざハッチです。
つい先日読んだ「超明解レベルラインテンカラ」の著者・石垣尚男氏も愛知工業大学の教授です。石垣氏のテンカラ釣りのホームグランドは石徹白川のはずであり、当然、内田氏のレポートのことも承知のことと推察されます。
ところが、前述の書には、内田氏のレポートについては、言及はなかったように思います。もっとも、石垣氏書曰く、「毛バリは、ハックルと胴のみ、魚の視力と色覚を考えれば色も形も関係ない、サイズを気にくらいでよし」といった調子であり、初心者はまず白い毛バリをトライしてみなさいといった具合で、これまた単純明解です。
もちろん、キャスティングのポイントは重要だと解説されていますが・・・。
いずれにしても、アバウトな毛バリをつくるにしても水生昆虫の実態を承知していてまずいことはありません。
そこで自分の整理のために、内田氏のレポートのうち、自分の毛バリづくりの参考となる部分を紹介します。レポートの転載は、同組合HPのサイトポリシーで認められておりませんので、ぜひ、「石徹白の水生昆虫」でネット検索してみてください。
まず、石徹白川のほぼ1年間(2007.5〜2008.3、4月を含まず)の調査の結果、水中昆虫の50%強がカゲロウ目とのことです。
また、石徹白川のカゲロウ目の種類は、22種のようで、レポートではこの22種が3月から9月までの間のどの時期にハッチ(羽化)するかがチャート化されています。今、自分が知りたい3月から羽化が始まるカゲロウ種ですが、それは以下の4種となっています。
・ シロハラコカゲロウ
・ フタバコカゲロウ
・ ナミヒラタカゲロウ
・ マエグロヒメフタオカゲロウ
この4種のうちマエグロヒメフタオカゲロウは羽化の形態が「陸上」のようです。従って、毛バリづくりの対象外となります。
次に残り3種のカゲロウの成育数を確認してみると、「シロハラコカゲロウ」に軍配が上がります。圧倒的に多く成育するようですが、体長は8ミリと小さいようです。石垣書曰く、「サイズ」だけは外せない要素のようですから、毛バリは巻きづらくなります。
シロハラコカゲロウの毛バリは、次のようなマテリアルでつくってみようかと。
フック: #16
スレッド:クリームまたはグリーン
テイル: シンセティックテイル
ウィング:CDCダン
ボディー:ダビング材クリーム系またはオリーブ系、ストリップド・ピーコック
ハックル:コックネック・ブラウンダン
著作権の関係上、ネット上にあるフライヤーの方々のシロハラコカゲロウの毛バリの写真を掲載できないのが残念です。
次回、現場でカゲロウの写真をゲットしてこようと思います。