畑の土壌改良、ボカシ肥料作りのために、籾殻薫炭をつくってみることにしました。
籾殻は、近くの農協のライスセンターでもらってきました。無料です。薫炭器はホムセンターで2000円ほどで購入できました。
これまで籾殻は、そのまま土に鋤き込んでいましたが、土はフカフカにはなるものの、籾殻自体があまり腐敗しないらしく、土の保水力が落ちてしまうらしいのです。それで、籾殻を薫炭するといいらしいのです。薫炭は、60リットルで1000円ほどで販売されています、ちょっと高いのです。そんなこともあって、ライスセンターの籾殻は、結構、人気があります。
10月28日、午前10時頃から、作業を開始。
すごい白煙です。しばらくして、白煙は落ち着くのですが、付きっきりで見守ります。
17:00 に1日目の作業終了。見事に完成。薫炭器を外して見ると、まだ火種が充分に残っていました。火種や籾殻に水をかけて薫炭を完成させます。
熱をさらに冷ますために一晩放置します。
29日朝、様子を見に行きます。見事に完成、と思いきや。ナント!
何と! スコップで中を見ると、灰になっているではありませんか。
充分に水をかけなければ灰になるとの注意喚起は、もちろん承知していました。
が、こういうことかと、ガックリです。
これでは草木灰として活用するしかありません。
ガックリして帰宅。「肩を落とす」という表現がありますが、まさにそんな感じです。
午後になって、風が吹き始めます。
嫌な予感がして、籾殻灰を見に行きました。
ガァ〜ン。
灰が、ありません。
後で調べて見ると、風速6メーター/秒でした。
残っている灰をかき集めることもできません。
仕方なく、土に耕して鋤き込むことにしました。
計らずも、40年近く耕作放置されていた小さな田んぼが復活することになりました。
世の中、本当にお天道さま次第です。