くもり、一時小雨の一日。
宿で朝食を済ませ、9時に上宝橋の下流の「今見橋」にやってきました。バス停横にちょっとした駐車スペースがあり、高原川本流の入川ポイントにはハシゴが設置されていました。
左右に分かれた流れが合流するあたり、ここで釣れなきゃ、どこで釣るん?っと言ったポイントだと思うのですが。橋の上流側を念入りに流すのですが、ピクリともしません。
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(20220610 高原川「今見橋」上流域 1) |
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(20220610 高原川「今見橋」上流域 2) |
場所を移動します。奥飛騨湯の花街道を下って行くと、下佐谷ダムを過ぎ、「杖石農産物直売場」の手前にちょっとした川に降る道があります。ここに駐車スペースがあり、素晴らしい景色が広がっています。
そうそう、ここで釣れなきゃ、どこで釣るん?っと言ったポイントです。弘法大師の杖が大きな岩になったという「杖石」(高さ70mほどらしい)を背に釣り上がり、今度は対岸に渡り杖石を正面に釣り下って行きます。念入りに流すのですが、ピクリともしません。
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(20220610 高原川「杖石」流域 1) |
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(20220610 高原川「杖石」流域 2 ) |
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(20220610 高原川「杖石」流域 3) |
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(20220610 高原川「杖石」流域 4) |
所在なく、車から椅子を出してゆっくりと昼食を摂ります。
さぁ〜てと、どうしたものか。さらに、湯の花街道を下って双六川(すごろくがわ)に行ってみることにします。
Google Mapを見ると、双六川は「金木戸川」とあり、川に沿った道には「飛越高原天の夕顔の道」とあります。学生時代に中河与一の「天の夕顔」という小説を読んだことがあります。紺色の薄い文庫本だったと思いますが、何だか大人の恋愛小説だったような記憶があります。奥飛騨が舞台だったかなぁ?、そこまでは全く記憶にありませんが。
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(20220610 双六川に入ってすぐの淵 1) |
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(20220610 双六川に入ってすぐの淵 2) |
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(20220610 双六川に入ってすぐの淵 3) |
入川して淵に近づくと、魚がライズしているのを発見。嬉しかったの何なの、もう釣り上げた気分です。
ここで釣れなきゃ、どこで釣るん?っと言ったポイントです。本日、3度目の迷セリフ?
川原の石は花崗岩が多く、だからかどうか、水もきれいです。
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(20220610 双六川に入ってすぐの淵 4) |
音を出さないようにライズのあった淵に近づきます。ふんわりと慎重にテンカラを振ります。ちょっと、ポッチャという音が。ハリに鉛を巻いていたことを後悔します。
あっちゃ〜ぁ
と、淵の中からヤマメがスーっと現れます。こういうシーン、初めてみました。
と、いきなり、反転して淵の中に消えていきます。見切られてしまったようです。
それにしても、すごいシーンでした。ちょっと、感動。
その後、しつこく、テンカラを振ってみるのですが、興味を持ってくれません。
大きな岩の淀みのところで、ライズするのがみられたりもするのです。そこに毛バリを代えたりしながら打ち込んでみるのですが、見切られた後遺症は回復することはありませんでした。
残念至極!