先日、長良川で流されたHさん。
昨夜の通夜に続き、本日、葬儀が執り行われました。
自他共に認めるベテラン釣り師でも、流されてしまうのかと、驚きと無念さが交差します。武漢コロナの感染が世界に拡散して以来、釣りも単独釣行といったパターンが定着しています。連れ立って釣行していた数年前が、懐かしいほどですが、Hさんも仲間と釣行していれば、あるいは、災難は避けることができたのではないかと思ったりもするのです。武漢コロナですっかり変わった生活様式に戸惑いを禁じ得ません。
Hさんと初めて会ったのは、2006年頃だったと思います。この間、16年にわたり、いろいろご指導願ったことは感謝の至りです。同時に、同好会のバーベキュー大会でまだ焼けていないような肉を黙々と食べていたHさんが、懐かしい限りです。
また、御斎に際して、仲間の人たちが寄り集まり、例によって釣り談議が始まったりするわけですが、ふと、”まだまだだなぁ”と、トンガリ帽子をかぶり日焼けしたHさんが微笑んでいるように思えたりもするのです。Hさんが釣ったあとは釣れないと言われるほどの腕前でした。
そんななか、まだ幼かったあのお子さんたちがいまや家族をもち、父親を立派に御見送りされたことは、何よりも印象に残りました。
(合掌)
今季、長良川水系での水難事故が、少なからず報道されています。
参列した仲間のひとりが、真名川の釣り談議をしつつ、ライフジャケットの着用は必須だと力説。一方、当方は、昨年、ライフジャケットを購入にもかかわらず、今季は着用しなかったことを猛省。