今シーズンに釣った鮎。優に100尾以上の鮎が冷凍庫に保存されています。
今回は、お正月に向けて一部、在庫整理をかねて鮎の昆布巻きを作ってみることにしました。一昨日、20尾ほどを解凍し、昨日、素焼きしました。
素焼きにするにあたり、内臓を取り除くかどうか迷うところです。今回は、内臓を取り除くことなく昆布巻を作ることにしました。通常は、内臓の苦味がいいのだということで、アマゴなどの川魚とは異なり、内臓はそのままにします。そうした食べ方ができるのも、鮎は川虫を食べるのではなく石についた珪藻類を食んで育つからからだと思います。鮎は、スイカやキュウリの様な香りがするので、香魚と言われているのもうなづけます。
だた、煮込んでいく煮汁が濁ってくるのが難点です。
18センチほどの鮎が手頃らしいのですが、天然鮎はサイズが揃っていませんので、小さいものは左右抱き合わせて2尾にして昆布に巻きます。
昆布の戻し汁と水で昆布巻を浸し、強火で煮ます。アクが出てくるので、こまめに取り除きます。
次に、落とし蓋をして弱火で30分ほど煮たところで、酒(300CC)、醤油(大さじ10)、砂糖(大さじ10)を入れ、強火で再び煮ます。沸いたところで、粉山椒を適量入れ、また落とし蓋をして1時間ほど煮込みます。なお、粉山椒の代わりに最初飲み込む段階で番茶を入れるのもいいようです。
最終段階で、みりん(大さじ10)を加えて、弱火で30分ほど煮詰めます。汁が、少なくなってきたところで完成となります。
試食してみましたが、まあまあの出来にて、家族の評価もOKでした。次回は、内臓を取り出して、やってみようかと思っています。
冷凍庫には、まだまだ、鮎の在庫あり。そのうち、甘露煮か燻製にでも挑戦してみようかと。