2009年1月20日火曜日

「会社は毎日つぶれている」

西村英俊著「会社は毎日つぶれている」(日経プレミアシリーズ)を読了。著者は、2002年に総合商社の日商岩井㈱社長に就任し、2004年4月の㈱ニチメンとの統合を実現した経営のトップの経験者である。
日商岩井㈱は、過去、㈱ニチメンとの比較では上位に位置していたが、統合に際しての存続会社は㈱ニチメンであった。このことからしても、統合当時の日商岩井㈱がいかに厳しい経営環境にあったか窺い知ることができる。
その修羅場を潜り抜けた経営トップが、企業の社長に「社長とは」を語りかける。それは、社長と副社長とはまったく異なると言い切る文面にも、臨場感が感じられる。「会社は毎日つぶれている」とは、倒産件数の話ではない。会社というのは、社長次第でいつでもつぶれる存在であり、会社のベクトルは常につぶれる方向にあり、まずは維持することも容易なことではないという意味でのタイトルである。
社長が会社を維持していくためには、顔の表情は常に明るく、決断は毅然と、内面では細心の注意を払わなければならないということらしい。
このあたりのことが、いろんな体験をふまえて語られている。たとえば、2005年3月期において350件の資産・計6000億円のうち4300億円を特別損失として計上する決算が大詰めた最中、社内ルールを逸脱した銅・アルミ相場取引による160億円もの追加の損失が発覚。4300億円もの特別損失を発表して半年も経ない中での160億円の損失追加。これを発表すれば、さらに隠している損失があるのではないかとの同社に対する市場の不信がつのり、いよいよ立ち行かなくなるのではという修羅場にあっての経営トップの判断。当時のマスコミ報道では知ることのできない現場が、本の中で再現されている。
社長のこころえとしては、そんなに新しいことは書かれていない。むしろ、普通のことがかかれているのかもしてな。しかしながら、筆者が経験した実例をふまえて語られると、ごく普通のことの大変さを読者に納得させる。
一気に読むことができる。

2008年12月18日木曜日

東京タワー50周年記念イルミネーション

今年は東京タワーが完成50周年だという。
12月1日にタクシーに乗っていてダイヤモンド・イルミネーションを見て驚いた。その時は、東京タワーの50周年のことは知らなかった。実にきれいであった。写真を撮りたいと思っていたが、その翌日は、通常の冬バージョンであった。
東京タワーのホームページでイルミネーションのことを調べ、この写真が撮れた次第。
浜松町の世界貿易センタービルの40階展望台より撮影。15人くらいの人たちが、本格カメラを持参して撮影していた。
やはり、暗いなぁ~。
東京タワーの背景にある高層ビルが、かのⅠT総本山、六本木ヒルズである。夏頃には、もっと、ピッカピカの夜景だったように思うのですが。 景気を反映して残業者があきらかに少ないようだ。

下の写真4枚は、18日の19:50、20:03、20:10、20:15時点の写真である。

19:50 ランドマークライト


20:03 ダイヤモンドヴェール・スペシャルレインボーへの移行直後


20:10 ダイヤモンドヴェール・スペシャルレインボー


20:15 ダイヤモンドヴェール・ホワイトダイヤモンド

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2008年12月16日火曜日

ブタはなぜ糖尿病にならないのか?

今年から例のメタボ健診があり、予想通り引っかかった。
診断結果は、恥ずかしながら帰って参りました「糖尿病予備軍」でした。
ナント言っても、metabo108ですから。
今回の健診の結果は、胴周りは100ちょうどデス。
この際、このブログをダイエット日記にでも変更してみようかとも、考えてみます。
いつだったか、「ブタはなぜ糖尿病にならないのか?」というような論文を読んだことがある。
診断結果をみて、あらためてこのタイトルにてインターネットを検索してみました。
「 ブタはなぜ糖尿病にならないのか?」、これではすでにヒットしません。
いろいろ検索すると、「Why don't pigs get diabetes?」の論文の要約がヒットします。
ところで、ブタと言えば、スペインのイベリコ豚が有名です。そう、ドングリを主食としているという例の高級生ハムのブタです。
このブタ、家畜のブタと一緒に飼育すると、メタボというか、糖尿病になるというのです。
つまり、イベリコ豚は野生のまま肥っても正常であるが、家畜と一緒にカロリーの高い飼料で育つと心筋梗塞を起こすというのです。
もうひとつ、ヨーロッパ人には糖尿病患者が少なく、日本人には多いようなのです。
ヨーロッパでは、現在のような高カロリーの食事を17世紀あたりから絶えず食した経緯があります。この400年の生命の営みを経て、人類の適用力としてヨーロッパ人はインスリンの分泌を活発にし、結果として糖尿病になりにくい体質を獲得したというわけです。一方の日本人の高カロリーな食事の歴史は、まだまだ戦後の話です。従って、日本人はインスリンを活発に分泌する適応力を獲得してないというわけです。
ヨーロッパ人がインスリンの活発化を図っていた際、日本人は、専らアドレナリンの分泌を優先させていたのかも知れません。
では、日本人は、後世の日本人のためにも糖尿病と戦いながら、旨いものを食べ続けるべきとか言うと、そうもできません。
今となっては、いつか見たネット情報を確認することはできませんが、いずれにしても人間の適応力と言うか、進化といかいうものはたいしたものだと思います。
そのうち、心筋梗塞などというものも適用できるようになるのかもしれません。
突然変異こそが、生き延びる種を決めるのだと思っていたのですが、静かな変異とも言うべき「適応力」なるもの、すごいものだと感心した次第。
となると、糖尿病患者ないしは予備軍は高カロリー食の現代食生活よりも、イベリコ豚のようにドングリ生活をモットーとすべきなのかもしれない。